岩 崎 無 双 塾

    宿命とは、前世から定まっている運命、免れることの出来ないこと、人生・世界の全ての事象は超自然的・超人意的の力によって決定され、その支配からのがれることは出来ないこと、と言われておるが、多分、その通りだろうなあ。

 

    しかしだよ、その宿命をどのように受け止めるかは、千差万別、いかようにも解釈してよろしいとわしは言いたい。宿命と諦めるか、宿命ならば、それを生かしたように方向転換するとか、超自然的・超人意的の力を自身の中に取り込むとか、まあ、人間は努力せなあかんのでしょうな。

最近、わしの住むミャンマーでもインターネットというものが見られるようになってなあ。Eメールとか言う電子郵便も結構、充実してきておる。問題は、そんな便利なもんなのに、ウィルスというものがつくと、途端、いろいろと障害が出てくるようじゃ。

 

    まあ、精霊から見れば、それこそ宿命というものだな。人間が作った道具に、人間が作ったウィルスがつく、宿命じゃよ。それこそ、人間の業さえ、見えてくる。人間とは人間である限り完璧ではないのじゃよ。時折、悪魔のささやきに身を崩してしまう。そんな弱い心があるんじゃよなあ。だからこそ人間だともいえるが…。ウィルスを作る人間も、そのウィルスを誰かにうつそうとする人間も、誰がやったかわからないと思うと、悪魔のささやきが、人間の中で一人ほくそ笑む形に変わる。

 

    精霊には人間が作ったウィルスを退治することは出来んし、そんなことはせん。人間が自分で解決することだな。人間が作った機械を人間が買う、人間が作ったウィルスを人間が買う、人間が作ったウィルス退治を人間が買う、どこかで誰かが儲けているようじゃな。この構造に問題あり!精霊は、そんな問題意識を心有る人間にわかってもらうように促してはいくがね。そして、悪魔のささやきに身をゆだねた人間は、この世限りで、人間としての命が終る、来世は人間としての命がないということだ。それこそ、そのものたちの宿命じゃよ。

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